2歳時までのお子さまの歯磨きについて

一般的には、2歳頃までにお口の中には16本の乳歯がはえてきます。その中でむし歯のリスクが高い歯は上の前歯です。特に上の真ん中の歯と歯の間、歯と歯ぐきの際が最もむし歯になりやすいです。歯磨きも、リスクの高い箇所を磨くことが最も効率的と思われます。

それでは、お子さまのお口の中をのぞいてみて下さい。上の真ん中の2本の乳歯の生え方はどのようになっていますか?下の写真に示すように、

歯と歯の 間があいている場合と、歯と歯の間がつまっているお子様がおられると思います。この生え方で、むし歯のリスクはかなり変わってきます。

歯と歯との間があいているお子さまへ

歯と歯との間があいているお子さまは環境的には安心しても良いのかもしれません。歯ブラシで歯と歯ぐきとの際に歯ブラシの毛先が届いていることを確認して細かく丁寧に磨いてあげましょう!糸ようじの使用の必要性はないかもしれません。

歯と歯との間がつまっているお子様へ

歯と歯との間がつまっているお子様は大変危険です。歯と歯との間がつまっている場合は、接触箇所が不潔となりやすく、そこからむし歯になることが非 常に多いです。歯ブラシで歯と歯ぐきの際を磨くとともに、糸ようじで上の真ん中の歯との間に挿入して汚れを取り除くことが必要となります。

2歳から3歳のお子さまの歯磨きについて(むし歯の好発部位)