スケーリングとSRP

スケーリングとSRPについて

スケーリングの必要性

スケーリングとはスケーラー(あるいは超音波スケーラ)と呼ばれる器具を使って、歯肉縁上および歯肉縁下の歯面からプラーク(歯垢)、付着物、および歯石を除去することをいいます。
歯石を除去すると、嫌気性の細菌が増殖する環境を変えることができます。

ルートプレーニングの必要性

スケーリングでは歯肉縁上の歯石を中心に除去する処置を行いますが、ルートプレーニングではキュレット(あるいは超音波スケーラー)と呼ばれる器具を使って、歯肉縁下の歯面からプラーク(歯垢)、付着物、および歯石を除去することを行います。その際に歯肉縁下の組織に対して行う処置のため疼痛を伴うことが ありますので、局部の麻酔を行うことが多いです。

ルートプレーニングの効果

ルートプレーニングとは、スケーリング終了後に、歯根表面の歯垢によって汚染・軟化したセメント質や象牙質を除去し歯根面を硬く滑沢な面に仕上げることを言います。

※滑沢(なめらかな)な面とは?
ルート(歯根部)プレーニング(平らに)することはとても重要であり、これがデコボコの仕上がりになると、歯垢・歯石の再付着による歯周病の悪化、歯根部のむし歯の原因になります。