むし歯の治療方法(大きなむし歯)
銀歯?それともプラスチィック?
根っこの治療が済んだ後は、一般的に乳歯の歯冠の修復には銀歯かプラスチィックによる修復がなされます。治療にはメリット・デメリットがあり、少しでもメリットが多くあり患者さまにあった方法を選択すべきと考えております。
銀歯
乳歯の場合、既製冠を使いお口の中で調整して装着する方法が一般的に用いられます。メリットは、形態および噛みあわせが簡単に改善できること、乳歯の硬さに比べて柔らかいことですが(歯ぎしりが容易に可能)、デメリットとして金属であり色が白くならない点にあります。審美性を気にされないならば、このほうが予後がよく、小児歯科学的にも乳歯冠を選択致します。
プラスチィック
根っこの治療後、白い材料(プラスチィック)にて埋めてしまいます。メリットは、歯質をたくさん削ることなしに詰めることが可能であり、白く修復で き修復直後はきれいですが、時間の経過とともに歯質が灰色に変色するとともに、永久歯への交換期に下図に示すように歯質が破折して抜歯となる症例を極めて 多く見られます。