キシリトール
キシリトールとは?
フルーツや野菜などにも含まれる甘味成分で、フィンランドでは広葉樹「フィンランド・バーチ」と呼ばれる白樺からつくられています。この成分はゆっくりと吸収されます。とても体には優しく、小さなお子さまや妊娠中のお母さまにも安心して食べて頂ける食材です。
キシリトールがむし歯予防に効果が高いことはCMなどでも放映されています。その大きな3つの特徴は
○歯を溶かす酸を作り出さない。
○むし歯菌(ミュータンス菌)の力を弱めてします。
○歯垢の中のむし歯菌にも効いて、歯についた歯垢がはがれやすくなる。
キシリトールガムの効果
まず挙げられるのが、唾液の分泌促進です。唾液は、歯にとって不利な酸性環境を中性に戻してくれます。砂糖入りガムでも唾液分泌を促進しますが、砂 糖はむし歯菌の酸産生反応やプラークの形成を行いますので望ましくなく、砂糖の代わりにキシリトールを用いることにより、効果的で歯に安心な唾液分泌が達 成されます。
キシリトールガムの取り方、その習慣が歯を守る!
一般的にガムの摂取により除去されるプラークの量の10~20%程度で、キシリトールを添加しても決して歯磨きの代わりにはなりませんので注意が必 要です。むしろ、前述のように唾液分泌により、食後に酸性に傾くプラーク内の酸性度を中性に戻すことに意味があります。したがって、ガムを噛むタイミング としては食後が最も効果と言えるでしょう。そして、食後のブラッシング後のキシリトールガムの摂取が最も効果があると考えられます。