おやつの取り方

おやつ

砂糖を制限すればむし歯はできませんが、全くお菓子を与えないことはお子さまにとっては精神的苦痛はかなりのもの思われます。適切なおやつの与え方 をしていればむし歯になることはありませんし、お子さまの精神発達には支障は少ないと思います。むし歯予防に重要な砂糖の制限とは、砂糖の量よりも回数が 問題となります。特に食べた後の20分間が重要となります。

それでは、上の図のA君とBさんの一日の生活を例にあげて考えてみましょう。A君は一日5回のおやつを取っています。Bさんは、A君の一日のおやつの同じ量を一度に食べています。さて、どちらの食べ方がむし歯になりやすいでしょう? 食べる量は同じですので、「食べている時間」は同じですが、「食べた後の時間」はA君は回数が多いため長くなります。一日に換算するとBさんより長くな り、つまり歯が汚されている時間が長くなり、歯がそれだけとかされるのです。つまり、おやつの時間を決めて規則的な生活習慣を身に付けさせることがむし歯 予防には重要となります。

しかしながら、お子さまが空腹のため泣いたりとの経験があるかと思います。その時には、市販のお菓子を与えるのではなく、手作りおやつ、果物などを 与えるようにして下さい。果物に含まれる糖分には歯垢をつくる成分が含まれておらず、むし歯になりにくいと考えられます。上手なおやつの与え方を行うよう 頑張りましょう!