後続永久歯の先天性欠如

後続永久歯の先天性欠如とは、歯胚が本来出来始める年齢に達しても歯胚の形成が認められな いことを言う。上顎側切歯に最も多く、ついで上下顎第2小臼歯の欠如の頻度が高い。しかしながら、切歯の場合は癒合など見かけ上の歯数不足が推測される例 があり、レントゲン写真での確認が必要である。第2小臼歯の出来始める年齢は、一般的に5歳ごろであるためこの時期以降に上に示すようなパノラマ・レントゲン写真を撮影し、歯数の確認をすることは小児時期での歯科的管理を行う上で重要である。

後続永久歯が先天性欠如と思われたが遅れて出現した症例